オーストラリア生活終了 |
| |
この一年間は私にとってとても不思議な一年間だったと思う。来た当時はまるで子どもに戻ったような毎日だった。電車に乗る事、電話をかける事など生活における全ての事に対して、手探りで行わなければいけなかった。それが一つずつ出来るようになってくると「成長したなぁ」と自画自賛していた。もちろん言葉に関しても子どもそのものだった。言いたいことが伝わらない、相手の言いたいことが分からない。その事で日本が恋しくなったり、ストレスがたまったり・・。
来てまだ間もない頃、電車の中での出来事。彼は私に「Do you miss JAPAN?」と尋ねてきた。私は「あなたはミス日本ですか?」と尋ねられたかと勘違いして「No!No!」と言って「そんなわけないじゃん!」と思いながら否定したが後からよく考えてみて、自分の勘違いにとても恥ずかしく思ったこともあった。 しかしその国と生活に溶け込む中で言葉や文化が少しずつ理解できるようになってきた。
「海外に行くと日本が見える」のは本当だ。日本の長所、短所がはっきり見える。その中でも特に日本の四季というのは本当にすばらしく日本の伝統が深く息づいている。四季折々の食事、景色などさまざまな特色を兼ね揃えている。
日本にいた頃は気付かなかったことだ。もうひとつ日本のいいところを挙げるならば、「お風呂」。お風呂は一日の疲れを癒すためにもかかせないものだ。しかしご存知のように海外ではバスタブにつかる習慣はほとんどなく、シャワーで済ませてしまう。「水は貴重」という意識が強い。
私は3ヶ月程オーストラリア人のママと6歳の息子と生活していたがその時は、親と子の裸の付き合いがないという事を感じた。小さい時にお風呂を通してお父さんとお母さんの体の違いを学ぶ事が出来ないし、ゆっくりとしたお風呂での時間を共有することも出来ない。
帰国の日が近づいてくると、嬉しさの反面寂しい気持ちにもなる。この大陸を駆け抜けた日々を思い出すと胸が熱くなる。しかし一年間で貯金がほぼスッカラカンになってしまい、日本でまたきちんと働きたい。しかもこの、のんびりとしたオーストラリア時間に漬かっていたので日本での社会復帰ができるかが、少々不安でもある。しかし、何とか一年間無事に生活する事ができたのも日本で支えてくれた家族や友達など、みなさんのおかげだ。また日本でも心機一転し、いつも夢を追い続けていたい。
|
|