近く統廃合の予定です。 この施設は50歳代の人だと記憶しているか
もしれませんがカリフォルニアのNASA地球局から送られて来た、「ジョン
Fケネディー大統領が暗殺される」という衝撃的なニュースを日米間の衛星
通信の運用実験開始3日目だった11月23日にテレビで放送しました。
この実験施設が、KDDI茨城衛星通信センターで、日本の衛星通信発祥の
地です。
その、茨城の地で国際電信電話(株)は1966年、同地に茨城衛星通信セン
ターを正式に開設し、日米間のテレビ放送の伝送中継を開始し現在に至っ
ています。
しかし海底ケーブルによる光ネットワーク等のインフラが強力になって
きた現在はケーブルネットワークが敷設できない場所との通信や、万一の
場合のバックアップ回線としての活用に留まっています。
このような状況下、各所の通信施設の統廃合が行なわれ始めました。
そこで、今回廃止されるこの施設を使って、アマチュア無線の実験をする
事になりました。
センターに設置されたパラボラアンテナを利用したEME(月面反射)通
信実験が国内のEME愛好家により予定されています。この通信実験は、
KDDIの協力のもと、JARL(日本アマチュア無線連盟)が特別局を開設して
実施します。
JARL特別局 8N1EME
直径32mにおよぶ大型パラボラ・アンテナを使用したEMEの運用は国内
では初めてのケースです。
この実験の状況やスケジュールを報告するホームページ(IMJのウエブ
サーバー提供)が出来ています。興味がある人は是非参照してください。
写真を見るだけでも楽しいよ!!